JavaScriptを勉強したときにポイントになった3冊
今でもなんとなくJavaScript使っている感はあるのですが、勉強をしていく中でポイントになった3冊を紹介。
他の言語の経験があるけどJavaScriptに慣れていない人が読むといい本だと思います。
JavaScript: The Good Parts ―「良いパーツ」によるベストプラクティス
- jQuery使ってDOM操作を出来るようになってきたけど、100行以上のJavaScriptのコード書いたりするときにこれでいいのかと悩んでいたときに手にとった一冊です。1つ1つのトピックが短いのでとても読みやすいです。
- JavaScriptの言語仕様のここが悪いのでこう書くべきということが書かれていて、どうJavaScriptを書いていいのかわからなかった自分にとってはJavaScriptを書く上での指針となっています。
- 本の薄さからわかるようにたくさん書いてあるわけではないのですが、オブジェクトや配列、varの宣言、nullやundefined、arguments、hasOwnPropertyなどハマりそうなところが取り上げられていてとても勉強になりました。
- ただ、過激(?)という部分もあり全て従ってるわけではないです。
- 関数呼び出しのパターンや、prototype周りのオブジェクトの作り方などが特に参考になりました。これを読んだことでapplyやcallなどを多用するコードも読めるようになり、JavaScript面白いなぁと思うようになりました。
- 200ページくらいで薄いですがとても参考になる部分が大きく、定期的に読みなおす一冊です。
http://www.oreilly.co.jp/books/9784873113913/
JavaScriptパターン ―優れたアプリケーションのための作法
- Good Partsを読んで、もっとJavaScriptを知りたいと思った時に読んだ本です。
- Good Partsで書かれていたような配列や関数などについてや、JavaScriptでデザインパターンをどう実装するのかといった内容がパターンとしてたくさん紹介されていてとても面白いのですが、この本の特徴はオブジェクトやprototype、クラス、継承といったトピックがとても詳細に書かれている点だと思います。
- オブジェクトやprototype周りの挙動、クラス的なものをJavaScriptでどう実装するかといったことはイマイチ理解出来ていない部分もあるのですが、この本では名前空間の作り方やモジュールパターン、いわゆるクラス的なパターン、Object.create的なオブジェクトベースの継承など、多くのパターンが紹介されていてとても勉強になりました。
- ただ、あまりにも色々なパターンが紹介されていて、どうすればいいのか混乱した部分もありました...。
- こちらも250ページくらいとすぐに読むことの出来るので、何度も読み返しています。
http://www.oreilly.co.jp/books/9784873114880/
ステートフルJavaScript ―MVCアーキテクチャに基づくWebアプリケーションの状態管理
- JavaScriptパターンを読んで、クラス的なものをどう実装したらいいのかと悩んでいた時に読んだ一冊です。
- Spineの作者による本で、コントローラーやモデル、ビュー、イベントをどう実装するかといった点が丁寧に説明されていて、この辺りはBackboneやSpineなどライブラリを利用することが多いと思うのですが、考え方という意味でとても参考になりました。
- また、SpineはもちろんBackboneやJavaScriptMVCについても説明されていて、ライブラリ利用者の視点でもとても参考になりました。
- サンプルコードが多いのも読んでいて勉強になりますし、githubでも公開されているので嬉しいところです。
- MVCについてだけ書かれていそうなタイトルですが、require.jsやテスト、デバッグについてから、付録としてjQueryやCSSについても書かれている盛りだくさんな一冊でもあります。
- こちらも300ページ程とさっくりと読むことの出来る一冊です。
http://www.oreilly.co.jp/books/9784873115542/
他にも読んだ本はあるのですが、この3冊によってJavaScriptの特徴を知ることが出来ました。
jQueryでDOM操作やajaxをカジュアルにやる以上のことをやりたくなった際にとても役に立った何度も読み返している本です。