振り返り。
面接に行くと、当然自分のこれまでについてを聞かれます。アジャイルでも次のイテレーションの前には振り返りが必要ということで、軽くこれまでを振り返ってみます。
エンジニアになるまで。
- 全くの文系の人間で、黄色いレコードショップで働いていた自分がなぜエンジニアになったのか。
- 1番の理由は自分の腕で食べていきたいなと思ったことで、正直あまりよくわからないまま目指した部分もなきにしもあらずです。ただインターネットという便利なものや、仕事で使っていたシステムがどういう仕組みで動いているのかという点にすごく興味を持っていました。
- 全くの知識がない状態だったので、働きながらシスアドの勉強をし、どこかで「これからはJavaだ!」というのを目にしてJavaの勉強をしていました。
- そんな状態でJavaの勉強していたので、正直勉強している内容がどう実際のシステムに関連しているのかがわかりませんでした。
就職。
- そんな未経験、知識なしの状態でエンジニアを目指したので、修行の意味も込めてほとんど知り合いのいない東京で就職しました。
- 思えば2006年くらいは、未経験でも門戸が開かれていたように思うので助かりました。
- この時点で、シスアドは持っていてJavaは入門書を終えたくらいです。
教育?仕事?
- そんな状態で入社してみて、まず与えられたのがオラクルの黒本です。SQLはシスアドの勉強でも少しやっていたのでわかる部分も多かったのですが、黒本片手にわけもわからず勉強するOracleはなかなか辛かったです。セグメント?エクステント??
- そしてそれと同時に与えられたのが、「住所録をMVCモデルを使って作って」でした。CRUDな基本的なアプリですね。「MVC??なんですか、それ?」という状態でしたが、家に帰ってからも勉強したりどう考えてもわからないものは素直に聞くことでなんとか乗り越えました。
- というわけでよくありがちな放置プレーの中、しばらくは上記のようなことをテスト要員として駆り出される合間にやっていました。ここでシステム開発におけるテストというものを始めて経験し、これは大変だと思いました。
- ここでは、わからないことは自分で調べること、不機嫌な先輩に対する質問の仕方などを学んだ気がします。
仕事をこなす
- その後は、実際の開発でテストやらプログラミングやら設計の真似事などをこなしていました。
- ある程度経験するとそこそこ仕事を「こなす」ことが出来るようになるんですね。そこに満足してしまって、努力することを怠っていたなぁと今振り返ると後悔です。
ヤバイ!?
- そうして、その後はユーザー企業に常駐して運用から開発まで何でもやりました。ここでは、色んなことをやらしてももらったのでとても面白かったです。
- その中でもWebアプリのセキュリティ検査を担当させてもらったのは、自分にとってとても得るものが多かったです。セキュリティに興味を持つようになり、まっちゃ445の勉強会に行くようになったり、情報セキュリティスペシャリストの資格を取ってみたり。
- ただ、コーディングする機会がすごく減り、ユーザーの人とのやり取りなど、「SE?」っぽいことが多かったです。
- そして世の中や会社の状況などを見ていて、もっともっと努力しないと将来食べれなくなるなということを感じ始めていました。
活動開始
- そんなこともあって、ブログを書き始めたり、勉強会やセミナーに一人でのこのこ参加するようになりました。
- ここで、今までには出会わなかったような心の底から技術が好きで、どんどん行動を起こしているような方を目にして、「こんな世界があったのか!」と衝撃を受けたのと同時にますます自分の状況に危機感を感じました。
そしてPerl
- そんなこんなで、出来るだけプログラム作らせてもらえるように仕事でも調整してもらいました。
- そこで使ったのがPerlです。正直これまでは、Perlすごい!っていう感じでもなかったのですが、「初めてのPerl」と「続・初めてのPerl」を読んでみたところ、その素晴らしさにヤラれてすっかりPerl好き!っていうようになりました。
- そして決定的だったのがShubya.pm #12でのmiyagawaさんの発表でした。
- 着いたときにはすでに途中で、正直その時点の自分の知識ではほとんど理解出来なかったのですが、その映し出されるコードの美しさにすっかり魅了されていました。これが今自分が使っている言語なのかと驚きました。
- それを気に、最新のPerlはどうなっているのかなど積極的に情報を得るようになり、勉強することがとにかく楽しくなりました。
- さらにPerlには「カジュアルPerl」という初心者にも優しいイベントもあったりするので、そこもありがたかったです。
- yusukebeさん++
というわけで
- 自分に対して危機感を抱いていたこともありますが、それ以上にもっと作ることが好きな人たちと一緒に面白いものが作りたいと考え、転職を決めました。
- せっかく東京にいて環境は整っているので、もったいないですしね。
ということを、うまく伝えられるといいんですけどね。